大事にしていた衣類にカビが生えてしまってショック!なんてことありませんか?
「これってクリーニングに出せばきれいに落ちるかな?」と考えたくなるものです。そこでこの記事では、カビが生えてしまった衣類はクリーニングに出せばきれいに落ちるのか?またクリーニングの費用はいくらぐらいなのか?などについて詳しく解説します。
目次
衣類にカビが生える原因と種類
そもそも、なぜ衣類にカビが生えるのでしょうか。
カビは以下の条件で繁殖します。
カビが繁殖する条件
- 気温が20度以上
- 湿度が70%以上
- ほこりなどの栄養源がある
閉めきったクローゼットや濡れたままの衣類は、この条件を満たしやすいです。カビが繁殖する条件を満たしたままにしておくと、カビが繁殖し、衣類のカビ汚れになります。
衣類のカビはクリーニングで取れる?
では、カビ汚れはクリーニングで落ちるのでしょうか。
結論として、カビ汚れはクリーニングで落とせます。
クリーニング店でカビを落とす場合「特殊染み抜き」と呼ばれる区分で行われます。
クリーニングでカビを落としたい場合は、まずお店が特殊染み抜きを取り扱っているか確認しましょう。
それからカビがあることを伝え、落としてもらえるようにクリーニング店に依頼しましょう。
特殊染み抜きを行っている場合でも、カビの状態次第では断られる場合や落とし切れない場合がある点に注意です。
クリーニングで行われるカビ取りの方法
カビ取りはクリーニング店の技術によって手法が違います。
それぞれの手法について解説します。
基本のクリーニングと染み抜きを行う
チェーン店などのクリーニング店では基本のクリーニングを行い、それに染み抜きオプションを付けて対応します。
通常の料金に加えてオプション料が500~1,000円ほどかかります。料金に注意してください。
クリーニングにかかる日数ですが、大体1週間~10日ほどかかります。
カビ汚れの状態次第では通常の染み抜きでは対応しきれない場合もあります。クリーニングを依頼する際は必ずカビ汚れについて相談しましょう。
特殊染み抜き加工
先述のカビ取り専門の染み抜き方法を行っているクリーニングの場合も、通常のクリーニングに加えて特殊染み抜き加工を行います。
専門の手法を用いて行うため、通常の染み抜きオプションよりも料金は高めであることが多いです。日数も長くなりがちですから、注意しましょう。
特殊染み抜き加工は料金や日数はかかりますが、通常の染み抜きオプションよりもきれいな仕上がりになります。
カビの中でも落としにくい黒カビ汚れが付いた場合や、デリケートな素材にカビ汚れが付いてしまった場合は、こちらの特殊染み抜き加工ができるお店にお願いしましょう。
衣類のカビを防ぐ方法
カビ汚れもクリーニングの力を借りれば落とせますが、発生させないことが一番です。衣類のカビを防ぐ方法をご紹介します。
衣類管理にお役立てください。
クローゼット内の定期的な掃除と換気
カビ汚れの原因の所でも解説しましたが、衣類に発生するカビは衣類やその保管場所にある湿気やほこりをえさにして増えます。
カビ汚れを防ぐには、カビのエサとなる湿気やほこりを取り除かなくてはいけません。
衣類を管理するクローゼットの中は、定期的に掃除と換気を行いましょう。
除湿対策
換気と掃除に加えて、除湿対策も重要です。
衣類を管理する場所は、常に除湿してカビの発生を防ぎましょう。
クローゼットやタンスの中に入れられる除湿グッズを活用すれば、おくだけで簡単に除湿対策ができます。また、以下の対策も有効です。
衣類の除湿対策
- 衣類を定期的に陰干しする
- クリーニング後のビニールを外す
陰干しすると衣類を程よく乾燥できます。
また、クリーニング後のビニールは通気性が悪いため、つけっぱなしにすると衣類に湿気がこもり、カビが生えやすくなります。すぐに外しましょう。
濡れた衣服をそのままにしない
こちらはタオルや普段着る衣類で行う対策です。ぬれた衣類をそのままにしておくと、衣類の水分を栄養にカビが発生します。
衣類が濡れたらすぐに洗濯・乾燥させましょう。
まとめ
衣類のカビは湿気・温度・ほこりや衣類の繊維をえさに繁殖します。一度出来てしまったカビ汚れは、クリーニングで専用の染み抜き処理をしないと落とせません。
また、カビの状態がひどい場合は、お店から断られる場合や、汚れを落とし切れない場合があります。カビ汚れはクリーニングで落とせますが、作らないようにするのが一番です。
普段から洋服や洋服を管理する場所のカビ対策をしっかり行っておきましょう。
カビ汚れができてしまった場合は、「アルテフェロ」までご連絡ください。