レザージャケットはきちんとメンテナンスすることで、長く着用できるアイテムです。
自宅で洗濯することも不可能ではありませんが、大切なレザージャケットであればクリーニング店に任せたほうが安心です。
しかし、レザージャケットのクリーニングはどれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか?ここでは、レザージャケットをクリーニングに出すべき頻度や、お手入れ方法などを紹介します。
目次
レザージャケットはクリーニングに出すべき?
本革のレザージャケットは家庭でクリーニングするのは難しいです。
合成皮革の場合も家庭洗濯が可能なものを除き、基本的にはクリーニング店に任せるべきアイテムです。
家庭で洗えるものでも「自宅で洗濯をする時間や手間を省きたい」「失敗リスクを避けたい」のであれば、クリーニングに出すことをおすすめします。
レザージャケットはいつクリーニングに出す?
レザージャケットはお手入れを必要としますが、あまり頻繁に洗うと革を傷めてしまうため、シーズンごと(最低でも1年に1回)の頻度で、クリーニングに出すのがベターです。クリーニング店では、汚れだけでなく、レザージャケットの色やけや変色をリペアしてもらうことも可能です。レザージャケットをクリーニングに出す場合、通常の納期よりも長くなります。
30日程度かかる場合もあるので、クリーニングに出す時には納期の確認はマストです。クリーニングに出すタイミングとしては、シーズンの終わりに出すか、あるいはシーズン前に余裕をもって出すのが良いです。
レザージャケットのクリーニング代はいくら?
レザージャケットをクリーニングに出す場合の料金は、店舗によって、また合成皮革か本革かで大きく異なります。本革は天然皮革で作られた素材で、牛や羊など動物の革が用いられています。
合成皮革に比べて劣化しにくく、きちんとお手入れをすれば10年以上着用することも可能です。本革のレザージャケットをクリーニングに出す場合、お店によって異なりますが1万円程度が相場なっています。高価なものほど料金も高くなる傾向にあるため、クリーニング店に前もって確認することをおすすめします。
一方、合成皮革は、布地にポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂などの合成樹脂を塗り、天然の皮革に似せた素材です。見た目は革のようですが、あくまでもビニール素材のため寿命が短い傾向にあります。クリーニング代は、本革より安くなりますが、デザインや素材によって異なるのでお店に確認しましょう。
レザージャケットのお手入れと保管方法
レザージャケットは日々のお手入れや保管方法も大切になってきます。
お手入れのコツや保管方法について解説していきます。
レザージャケットのお手入れ方法
レザージャケットは頻繁に洗えないので、ブラッシングでほこりや汚れを落とすのがポイント。
表面の汚れを落として、きれいにしておきましょう。ブラシは衣類を傷つけない天然素材のもの(馬の毛のブラシ)を使用するのがおすすめです。
目につく汚れがあったら、布やクロスで優しく乾拭きして拭き取ります。それでも落ちない場合は、ぬるま湯につけた布を固く絞ってから拭き取りましょう。
汚れを落としたら、革製品用のオイル(ミンクオイル)で油分を補います。オイルを含ませた布で、ジャケットをポンポンと叩きながら油分を染み込ませましょう。
仕上げに乾拭きをしたら、お手入れ完了です。
日頃注意することですが、革は水分や雨に弱いため、天気の悪い日には着用を避けるのがベターです。
万が一雨に濡れた場合には、タオルで乾拭きした後、風通しの良い日陰に干して乾燥させてください。
レザージャケットの正しい保管方法
レザージャケットは正しく保管しておかないと、カビが生えたり変色したりして寿命が短くなる恐れがあります。クローゼットに収納する方が多いでしょうが、風通しの良い室内に太めのハンガーにかけて干しておくのが理想的です。というのも、クローゼットは高温多湿になりやすくカビが好む環境だからです。
どうしてもクローゼットで保管したい場合は、除湿剤や除湿器を置くようにしましょう。
また、クリーニングに出した後、衣類はビニール袋に入れられて手元に戻ってきますよね。
ビニール袋のまま保管しておくと湿気が溜まりやすいため、必ず外すようにしてください。
クリーニング店の中には、レザージャケットのクリーニングだけでなく、保管サービスを行っているところもあります。
自宅での洗濯が不安な時や保管に困った時には頼りになりますね。
まとめ
レザージャケットは家庭で洗うことが難しいアイテムです。クリーニング店でも、高級クリーニングなど特殊な素材のクリーニングが可能なお店でないと対応していない場合もあるので、確認してから出しましょう。クリーニング料金は1万円~としているお店が多く、オプション等によっても変わるので、料金も事前に確認しておくと安心です。クリーニングに出す頻度は、年に1回程度で問題ありませんが、家庭で簡単なお手入れをしておくと良い状態をキープできます。また、保管状態が悪いとカビの発生などにもつながるので、湿度にも気を付けましょう。クリーニング店の保管サービスを利用するのもおすすめです。