勢いよく飛び出たケチャップが衣服を汚してしまった経験はありませんか?そんなときはすぐ染み抜きをしてあげないと汚れが落ちなくなってしまいます。ただし、あわてて洗うだけではきれいにケチャップが落ちないことも珍しくありません。正しい手順でしっかり染み抜きしていきましょう。この記事では、ケチャップの染み抜きのコツをご紹介します。
目次
ケチャップを染み抜きする前に知っておくこと
ケチャップの染みの性質を知らないと、きれいに汚れを落とせません。まずは、染み抜きの予備知識と必要な道具について解説していきます。
染みの性質は?
衣服の汚れにはさまざまな種類があり、ケチャップは「水溶性」にあたります。水溶性の汚れは水で洗い流せる汚れです。
もしもケチャップが衣服についてしまってもあわてずに染み抜きをしましょう。決して強くこすらなくてもケチャップの染みは比較的簡単に落とせます。
必要な道具は?
ケチャップの染み抜きに必要な道具は「食器用洗剤」「歯ブラシ」「タオル」があればケチャップの3点です。この中でも、洗剤は特に重要です。
水洗いだけでも染み抜きができないわけではありませんが、確実に染み抜きをするためには洗剤が必要です。タオルはいわゆる「あて布」に使います。あて布は染み抜き中、汚れが広がらないための役割を果たしてくれます。
時間がたった染みは落ちにくい
ケチャップはそれほどしつこい汚れではないものの、時間がたったら繊維の奥にしみこんでしまうので、洗剤や歯ブラシだけではなかなか落ちません。一般家庭で完全に染み抜きするのは難しくなるので、時間との勝負です。
ケチャップの染みがついたらすぐ洗うようにしましょう。
ケチャップを染み抜きするときの手順
染み抜きの作業自体はそれほど難しくありませんが、「簡単にできる」と思ってズボラに染み抜きをしていると、落ちる汚れも落ちなくなってしまいます。
正しい手順でケチャップの染み抜きを行いましょう。
洗剤と歯ブラシで
まずは衣服を裏返しタオルをあて布にします。染みの裏側にタオルをしくイメージです。
それから洗剤をたらして歯ブラシでこすっていきましょう。基本的にはこの作業でケチャップの染みはとれるはずです。
歯ブラシで汚れをこする際には、強くこすりすぎると衣服の繊維が傷んでしまうので、染みをこすり取るというより「あて布に汚れを移す」というイメージで行いましょう。
念のために洗濯機も
歯ブラシで染み抜きをしても「完全にはきれいにならなかった」という時はすぐ洗濯機にかけます。
歯ブラシである程度汚れを落としているので、洗濯機と合わせれば元通りになる可能性は高くなります。また洗濯機では特別な作業をする必要はなく、普段通りに洗濯すれば十分です。
ケチャップの染み抜きの注意点
注意していてもケチャップの染み抜きに失敗してしまうことはあります。次は染み抜きのトラブルを防ぐための注意点を紹介します。
外出先での応急措置
洗剤や歯ブラシが用意できない外出先では、ハンカチを使って応急措置をします。ハンカチを濡らして、ケチャップの汚れをふき取ってあげましょう。ウェットティッシュがあれば、ウェットティッシュでも構いません。ティッシュは素材がやわらかいので衣類を傷めにくいのもメリットです。
洗剤がなくても大丈夫なのか、不安に思う方もいるかもしれませんが、もちろん大丈夫です。
先述の通り、ケチャップは水溶性の汚れなので、時間さえたっていなければ水で拭くだけでも応急措置になります。拭く際は、汚れが広がらないようつまむように吹くのがコツです。
よくある失敗
ケチャップの染み抜きでは「色落ち」に要注意です。洗剤との相性が悪い服では色落ちが起こりかねません。
本格的に染み抜きをする前に、少しだけ洗剤をたらして様子を見ましょう。また、漂白剤で色落ちしてしまうこともあります。
またケチャップは強くこすらなくても染み抜きできる汚れなので、手荒く作業しないように気を付けましょう。焦ってこすりすぎてしまい、衣類の繊維が損なわれるのは避けたいところです。
プロの業者に頼もう
カシミアやシルクといった繊細な生地だと、自宅で染み抜きするのは難しいこともあります。製品によっては「水洗い」も「ドライクリーニング」も不可と表示されています。その場合はプロの業者に依頼してみましょう。
まとめ
しつこい汚れになることもあるケチャップは染み抜き作業がなかなかたいへんです。しかも、ケチャップの汚れは目立つ色の染みなので「服の汚れが落ちないならもう着られない」と悩む人はプロの業者に依頼してみるのも一つの手です。
お気に入りの服や、自宅で染み抜きをするのが不安な場合は、是非アルテフェロにお任せください。