醤油の染み抜きは、実は自宅でも簡単にできることはご存じでしたか?醤油の汚れは頑固なイメージがあるので、なんだか意外ですが、実際には正しい手順を踏めば難しい技術がなくてもできてしまうのです。そのかわり、染み抜きには注意点があるので事前にしっかり確認しましょう。この記事では、醤油の染み抜きについて詳しく解説していきます。
目次
醤油の汚れの特徴を知って染み抜きの参考に!
染み抜きをする前には、汚れの性質を見極わめましょう。最初に、醤油の汚れの特徴を解説します。
醤油の染みは水溶性
醤油の染みは「水溶性」にあたります。つまり水に溶けるタイプの汚れです。そのため醤油が染みになったとしても、慌てることはありません。冷静に洗濯をすれば、ある程度はきれいにすることができます。
場合によっては、染みがつく前と変わらない状態にまですることも可能ですよ。
時間がたつほどとれにくい
徳に汚れてしまってからすぐに対処できる場合は、醤油の染みはそれほど怖くありません。
しかし時間がたってしまった醤油の染みは落ちにくくなってしまうので要注意!醤油が繊維の奥まで浸透してしまって、普通に洗濯しても染み抜きできなくなってしまいます。
醤油の染み抜きはスピード勝負です!染みに気づいたらすぐ洗うようにしましょう。
醤油の染み抜きにチャレンジしよう
醤油の染み抜きをするなら、効果的なアイテムをそろえることが大事です。
それに、染み抜きをするときには注意したいポイントもありますよ。
この段落では、染み抜きの方法と注意点を伝授します。
食器用洗剤を使う方法
キッチンにある食器用洗剤は水溶性の汚れに強いアイテムです。食器用洗剤を醤油の染み抜きにも応用してみましょう。
まず染みにタオルをあてた状態で衣類を裏返します。
そして染みの裏側に洗剤をかけて歯ブラシでこすりましょう!このとき、繊維を傷めないよう優しくこするのがコツです。あるいは、叩くようなイメージを持つとやりやすいかもしれません。
その後、40度未満のぬるま湯で染みを洗いましょう。完全に汚れが落ちていなくても大丈夫です。
ぬるま湯で洗い流した後は、普通に洗濯をするだけ。洗濯機から取り出すころには、醤油の染みがかなり薄くなっているはずです。
酸素系漂白剤を使う方法
少し時間がたってしまった染みには、酸素系漂白剤を使いましょう。まずは、普通に食器用洗剤で染み抜きをします。
その後に漂白剤をかけた状態で15~20分ほど放置し、洗濯機に入れて完了です。
漂白剤には強力な染み抜き効果があるので、水溶性の汚れには非常に便利です。
染み抜きの注意点
ただし「とりあえず漂白剤を使えばいい」というわけではありません。漂白剤は効果が強いだけあって、色落ちの原因になってしまいます。また繊維を傷めやすいので、時間がたってしまった染みにだけ使いましょう。
また衣類によってはそもそも自宅で洗濯ができない生地もあります。シルクなどの高級素材は一般家庭での洗濯が推奨されていないので、染みがついてしまったら専門業者に洗濯を頼まなくてはなりません。うっかり自宅の洗濯機に放り込まないよう気をつけましょう。
洗濯は必ずその日のうちに
洗剤や漂白剤で染みが薄まったとしても、忘れずその日のうちに洗濯をしましょう。洗剤や漂白剤で100%醤油の染みがとれるわけではありません。うっすらと残ってしまうことが大半なので染み抜きだけではなく、洗濯をすることが大切です。
醤油の染み抜きでワンポイントアドバイス
染みができたとき対処できるよう、裏技も覚えておきましょう。ここからは、染み抜きをさらに安全かつ確実に行うコツをご紹介します。
外出先で応急措置する方法
洗剤も漂白剤もない外出先で醤油をこぼしてしまったなら、ティッシュやハンカチで応急措置をします。
繰り返しますが醤油は水溶性なので、汚れたらすぐに水で対応しましょう。
ウェットティッシュや、水でしめらせたティッシュやハンカチをしめらせて叩くように染みをふき取ります。飲食店であればおしぼりを使いましょう。
ただこの方法はあくまでも応急措置なので、なるべく早めに自宅で洗剤を使った染み抜きと、洗濯をしましょう。
家庭の意外な物が使える!
洗剤や漂白剤でも落ちなかった染みには、ダメもとでお酢を使ってみましょう。お酢は強い酸性なので、弱酸性の醤油を分解してくれる液体なのです。
具体的な使い方は洗剤と変わりません。小皿に水で薄めたお酢を入れて、染みにつけたら歯ブラシでこすっていきましょう。
ただし酢は強い酸性であるがゆえに衣類にダメージも与えてしまいますし、臭いも気になるので酢を使うのは最後の手段にしましょう。
業者に頼むのもアリ!
いくら注意していても、染みに気づかないまま放置してしまうことはありますよね。また高級素材を自宅で洗濯するのも勇気がいるものです。
家庭にはないテクニックとノウハウで、きれいに染み抜きしてくれるので仕事や家事で忙しい方はクリーニング業者に依頼するのもおすすめです。
まとめ
醤油の染みは放っておくと落ちなくなってしまいます。そうなる前に、洗剤や漂白剤で丁寧に染み抜きしましょう。
ただお気に入りの衣類が「ちゃんときれいになるだろうか」と不安になってしまうこともありますよね。
それならば、「株式会社アルテフェロ」にお任せください。高級素材を中心に、高い染み抜きの技術を持ったクリーニング店です。
まずは、お気軽にご相談ください。
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