お役立ちコラム|東京の高級ブランドクリーニング アルテフェロ

お役立ちコラム

「炒め物や揚げ物、ラーメンやステーキなどを食べていたら、洋服に垂れたり跳ねたりして油染みになってしまった」という経験がある方もいるでしょう。
油は水に溶けない性質を持っているので、洗濯をしても染みが残ってしまいます。また、油は酸化してしまうため、普通の洗濯方法では落ちません。
正しい染み抜き方法をマスターして家庭できれいにしてみましょう。

油の染みの判断方法

油には色素が入っていませんが、時間が経つほどに酸化をするので黄ばんだように変色します。コーヒーや紅茶であれば茶色、ジュースであれば配合されている色素の色など、染みは色で判断できます。薄く黄ばんでいるような色であれば油による染みと判断しましょう。
ちなみに、カレーが付いても黄色くなりますが、この場合はターメリックという色素の黄色なので油染みよりも色が濃くなる特徴があります。もちろんカレーにも油が含まれていますから、染みの種類としては油溶性になりますが、ターメリックなどの色素も入っているため、より染み落としが難しくなります。

染みの種類を確認する方法

染みの色合いによっては、水溶性なのか油溶性なのか判断できないこともあるかもしれません。そんな時は、染みの上に少量の水を垂らしてみてください。水溶性の染みであれば水に溶けて周りがにじんでいきますが、油溶性は水に溶けないのでにじみません。

基本的な油の染み抜き方法とは

油の染み抜きは「台所用洗剤を使う」「クレンジングオイルを使う」「煮沸をする」という3つの方法があります。どの方法にするかは、染みの濃さによって違いますが、これらの方法が基本的なやり方となっているので覚えておきましょう。
ちなみに、基本的な染み抜きはポリエステルでもスーツでも特に素材の制限はありませんが、洗濯方法はそれぞれの洋服に適したやり方で行なってください。

台所用洗剤で染み抜きをする

油がついて間もないのであれば、台所用洗剤を使って落とすのが一般的です。
では、染み抜き方法の手順を見ていきましょう。

1. 浮いている汚れを取る
まずは、洋服についている油を含んだ固形物などの汚れを取り除きましょう。
油汚れの原因が残ったまま染み抜きをしようとすると、そこに含まれる油が溶け出して、さらに衣類に染みついてしまいます。取る時は、ティッシュなどピンポイントでつまめるようなものを使って、それ以上染みが広がらないようにしてください。

2. 油染みを緩ませる
バケツに40℃から50℃の熱めのお湯を入れたら、染みが付いている部分を浸けましょう。油は熱で緩くなるので、染み抜き前にお湯に浸けることで落としやすくなります。

3. 台所用洗剤を付ける
汚れが緩んだら、染みの部分に台所用洗剤をつけて、かるくもみ洗いをします。もみ洗いとすすぎを繰り返しても落ちない場合は、洗濯用のブラシで油をかき出すイメージで擦りましょう。

4. ぬるま湯ですすぐ
染みが落ちたら、バケツにキレイなぬるま湯を張ってしっかりとすすぎます。すすいでもお湯が濁らなくなったら、最後は洗濯機で他の洋服と一緒に洗濯をしてください。

クレンジングオイルを使って染み抜きをする

クレンジングオイルを使ったら、余計に染みになってしまうのではないかと思う方もいるでしょう。ですが、油溶性の汚れは油で吸着できるという性質を持っているので、油分が含まれたメイクを落とすクレンジングオイルは油の染み抜き効果もあるのです。クレンジングオイルは洗浄力が高いので、油がついて時間が経ってしまった染みを落とす効果が期待できます。

1. 乾いた状態の染みにクレンジングオイルをつける
クレンジングオイルは、水に濡れると乳化して洗浄力が落ちてしまうので、染み抜きでは衣類が乾いた状態で使うのが鉄則です。染みをすべてカバーできるぐらいクレンジングオイルを垂らしたら、染みの部分を優しくつまんでオイルを馴染ませて5分ほど放置しましょう。

2. ぬるま湯につける
オイルが馴染むと、染みの輪郭がぼやけてきます。この状態になったら、ぬるま湯をバケツなどに張ってオイルを繊維から押し出すイメージですすいでください。
オイルが残っている間は、ぬるま湯に溶けて乳化するので濁っています。オイルが残った状態では変色してしまう可能性があるため、透明になるまで繰り返しすすぎましょう。

3. 洗濯をする
ぬるま湯が透明になるまですすいだら、後は普通に洗濯をして乾かせば染み抜き完了です。
もし、油染みのもとがカレーやチョコレートなど色素が入っているものであれば、つまみ洗いをするのではなく、染みの下にタオルを敷いて、クレンジングオイルを歯ブラシに垂らして、上からポンポンと叩きながら染みを抜いてしましょう。後はぬるま湯ですすいで、洗濯をすればキレイになります。

熱に強い素材は煮沸して染み抜きをする

木綿や麻など、耐熱性が高い植物性の繊維で作られた洋服であれば、煮洗いをしてみましょう。油は高熱を与えると簡単に緩むので、繊維からすっきり溶け出て行きます。この染み抜き方法は洗剤を使わないため、乳幼児のガーゼなどにも有効ですし、殺菌作用もありますから安心です。

1. 鍋にお湯を沸かして粉石鹸を入れる
染みがついた衣類が入るぐらいの鍋にお湯を沸騰させたら、粉石鹸を入れます。粉石鹸の量は、お湯1Lにつき大さじ1の割合と覚えておきましょう。

2. 煮洗いする
粉石鹸が泡立ってきたら、衣類を鍋に浸します。弱火を点けたまま、15分ほど煮洗いをしてください。

3. 染みが落ちたかチェックする
お湯が冷めたら、衣類を取り出して染みが落ちたかチェックしてください。もし落ちていなければ、染みの部分に固形石鹸をつけて優しくもみ洗いをします。

4. ぬるま湯できれいになるまですすぐ
染みが落ちたら、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。石鹸を使っているので、何回かぬるま湯を取り替えながら、濁りがなくなるまですすいでください。すすぎが終わったら、脱水して水気を飛ばし、乾燥させれば完了です。
ただし、この染み抜き方法はあくまでも植物性の繊維にだけ有効な方法で、ウールやポリエステルなどの繊維は煮沸できないので注意しましょう。

油染みがついた時の応急処置方法

外出先では、台所用洗剤もクレンジングオイルも使えないので、油がついてしまってもそのままということもあるかもしれません。しかし、染みは時間が経つほど落としづらくなるので応急処置をしておきましょう。
まずは、ティッシュペーパーなどをつかって、衣類についた油を拭き取ります。この時、擦ったりすると染みが広がってしまうので、上から叩くように拭き取ってください。次に、ハンカチに水もしくは手洗いにあるソープを含ませて、染みの周りから内側に向かって叩きながら油を取り除きます。ある程度取り除いたら、水をハンカチに含ませてキレイに拭き取って乾かしましょう。

油染みでも諦めず染み抜きをしてみよう!

油染みは落ちない、というイメージが強いかもしれませんが、できる限り早く対処をすれば家庭で落とすことも可能なので諦めずにチャレンジしてみましょう。ただし、染み抜き方法を実践しても落ちないようであれば、繊維の間に油がこびりついてしまっています。この状態になると自分でキレイにするのは難しいので、大事な洋服を傷めないためにも、高級クリーニング店に出してプロの技術で落としてもらうのがおすすめです。

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