デニム素材でカジュアルな印象でありながら、大きなプラダのロゴデザインでエレガントさも演出できるトートバッグ「カナパ」は、シーンを選ばない使いやすさが魅力です。
ただ、使いやすいだけに、多用していると汚れが目立ってくるのも事実です。
ここでは、プラダのトートバッグ「カナパ」のクリーニングが自宅で可能なのか、自宅で洗う場合の手順や注意点などをご紹介します。
目次
プラダのトートバッグ「カナパ」は自宅でクリーニングできる?
プラダのトートバッグ「カナパ」はキャンバス地で作られているので、とても丈夫である反面、汚れやすいです。
せっかくのプラダですから、綺麗な状態で使うために、自宅でクリーニングをしたいと思う方も多いかもしれません
しかし、結論を言うとカナパを自宅で洗うのは止めておくのが正解です。
カナパはすべてキャンバス地で作られていますが、取っ手部分やマチの部分には崩れ防止用の芯材が入っているので、洗い方次第では形が大きく崩れてしまいます。
また、適切な洗い方をしないと、逆に黄ばみがでてきたり色あせをしてしまったりすることがあります。
黄ばみは、1度浮き出てくると再度洗い直しが必要ですし、洗ったからといって確実に落ちるというわけではないため、黄ばんだまま使うことになる可能性もあります。
クリーニングに出すとそれなりに費用がかかりますが、節約のために自宅で洗ってもカナパが台無しになってしまうリスクがあるのです。
ですので、自宅で洗う場合には「今後、使えなくなるかもしれない」という覚悟を持って洗ってください。
キャンバス地トートバッグの洗い方
カナパはキャンバス地なので、同じ素材の他のトートバッグと同じ洗い方になります。
もし、一部分の汚れが気になる、どうしても早急に汚れを落としたい場合は、応急処置的に洗ってもいいかもしれません。
もちろん、傷んだり型崩れをしたりするリスクはあるので、「それでも洗いたい」という方はチャレンジしてみてください。
部分汚れを落とす方法
キャンバス地の一部分だけ汚れている、というのであれば部分洗いをしましょう。
部分洗いであれば、場所によっては「カナパ」でもある程度ダメージを防ぎながら綺麗に出来るかもしれません。
手順①汚れ部分を水で濡らす
汚れている部分だけに、水をかけて濡らしましょう。
油汚れの場合は、水をかけると落としづらくなるので、30℃以下のぬるま湯をかけてください。
この際、汚れていない部分に水がかからないように注意してください。
手順②固形石鹸を塗りつける
汚れている部分に固形石鹸を塗りつけましょう。
強くこすりつけるのではなく、水と馴染ませるようにして塗りつけるのがポイントです。
手順③汚れをかき出す
石鹸と水を馴染ませて、歯ブラシやへらを使って、汚れを浮かせてかき出すイメージで洗いましょう。
かき出す際も、ごしごしこすると汚れが沈着してしまうかもしれないので、洗浄成分で繊維の隙間から汚れを浮かせるようにこすってください。
手順④ぬるま湯でしっかりすすぐ
汚れが浮き上がってきたら、石鹸を塗った部分だけをぬるま湯でしっかりすすぎましょう。
水をかけすぎると他の部分まで濡れてしまうので、ピンポイントですすぐようにします。
もし、汚れが残っているようであれば、手順①から④を繰り返してください。
全体の汚れを落とす方法
全体的にくすみや汚れがついている場合は、洗濯機を使います。
手順①固形石鹸で目立つ汚れを落とす
洗濯機に入れる前に、目立つ汚れは固形石鹸で落としておきましょう。
洗い方は「部分汚れを落とす方法」と同じで大丈夫です。
手順②洗濯機にぬるま湯を貯める
水でも汚れは落ちますが、人肌ぐらいの温度だとより落としやすくなります。
洗濯水を貯めながら、別途バケツなどを使って熱いお湯を入れてもいいでしょう。
洗剤はあらかじめ入れておいてください。
手順③トートバッグをネットに入れて洗う
洗濯機に水が貯まったら、トートバッグをネットに入れてください。
「カナパ」はブランド名がプリントされているので、洗濯で剥がれないように、必ず裏返しにしてネットに入れましょう。
後は、洗濯機を「おしゃれ着用」「デリケート洗い」などのコースで洗ってください。
手順④脱水は1分程度
洗い終わったら脱水をしますが、やり過ぎはしわや型崩れの原因になるので、一番弱い脱水で1分程度にしてください。
あまり水が切れていないようであれば、大判のタオルでくるんで、ポンポンと叩きながら水分を吸収させて、形を整えて陰干ししましょう。
綺麗に「カナパ」を使うならクリーニングを利用しよう!
ブランド物のバッグのクリーニングは、通常よりも高額な費用がかかりますし、プラダクラスになると時間もかかってしまいます。
だからといって、自宅でクリーニングをすると、色落ちや黄ばみ、型崩れなどのリスクがあるため、バッグを使い続けるのであればプロに頼むのが一番です。
ただし、普通のクリーニング店では扱い慣れていないので、綺麗に仕上がらない可能性もあるので、必ずブランドものの扱いに慣れている高級クリーニング店に出してください。