やわらかい質感が魅力のカシミアのマフラーですが、洗濯の仕方に困っていませんか?間違ったやり方でダメージを与えてしまわないか心配ですよね。カシミアを洗濯するときはさまざまな注意点があります。美しく仕上がるようにポイントを押さえておきましょう。
この記事では、カシミアのマフラーを洗濯する方法について解説していきます。
目次
カシミアのマフラーを洗濯する前に
カシミアのマフラーには注意点がいくつかあるので、まずは、カシミアの洗濯の基本的な知識からお伝えしますね。
洗濯機は使えない
普通の衣類と同じように、カシミアのマフラーは洗濯機に入れてはいけません。なぜなら、カシミアはとてもデリケートな生地だからです。
洗濯機で強くもまれてしまうと生地が縮んだり毛玉だらけになったります。ひどいときは取り返しがつかないほど形が崩れてしまうので手洗いを心がけましょう。
洗剤は何を使う?エマールのメリット
カシミアに使うのは「おしゃれ着洗剤」です。通常の洗剤ほど刺激が強くなくて、繊細な生地もやさしく仕上げられます。
CM等で有名な「エマール」という商品は、添加剤が少なく、柔軟剤を使わなくても生地がふわふわな仕上がりになります。また色落ち対策としても便利な洗剤です。
取り扱い表示の見方
マフラーのタグには「取り扱い表示」がついているはずです。洗濯の方法や注意点をチェックできるので、見逃さないようにしましょう。
たとえば、カシミア商品の一部は「水洗い不可」になっています。しかも「ドライクリーニングも不可」であることも珍しくありません。
つまり、「家庭では洗えない」ということなので、取り扱い表示で禁止事項が多いようなら、クリーニング業者に頼む方が安全です。
カシミアのマフラーの洗濯方法
さあ、いよいよカシミアのマフラーを洗濯していきましょう。手洗いはもちろん、その後の仕上げも大切ですよ。
生地が傷まないよう、正しい手順で進めていきたいところです。
基本は手洗いで
原則的には手洗いで汚れを落としていきます。まずは洗面器に水を張り、洗剤を指示に従って適量入れましょう。
水を張ったらつけ洗いか押し洗いをしていきます。生地へのダメージを最小限に抑えたい場合は押し洗いが効果的です。
15分ほど洗面器にマフラーをつけておき、泡が流れるまですすぎます。最後に乾いたタオルで挟み込むようにしながら水気をとりましょう。
日干しをしっかりと
洗ったマフラーは日干ししてしわが寄らないようにしましょう。
ハンガーが1本だけだとマフラーの重みで形が崩れてしまうことがあるので、1枚のマフラーにハンガーを2本使うときれいに仕上がります。
洗濯のときに臭いがついてしまうことも珍しくありません。こうしたトラブルを防ぐには、夜露の水分がマフラーにしみこんで臭いを除去してくれるのであえて夜の間だけ干しておくのも効果的です。
アイロンで仕上げよう
日干しが終わったらマフラーにアイロンをかけましょう。
ただ、アイロンを押しつけてしまうとカシミアの繊維が損なわれてしまいかねません。
カシミアのようにデリケートな生地を扱うならスチームアイロンがおすすめです。アイロンそのものでマフラーを伸ばすのではなく、蒸気だけをあててシワを伸ばしていくイメージです。
高温のアイロンは生地を傷めてしまうので設定温度には注意が必要です。
カシミアのマフラーの洗濯でよくある失敗
気をつけているはずなのにカシミアの洗濯を失敗してしまうことはあります。カシミアは繊細な生地なので、うっかりミスが致命的になりかねません。
ここからはカシミアの洗濯でよくあるミスを挙げていきます。
色落ち
洗剤を間違ってしまったときに起こるトラブルですが、通常の洗剤はカシミアにとって刺激が強く、色落ちを招くことがあります。
色落ちを防ぐために、洗剤を使う前にチェックしましょう。
マフラーの目立たない部分に少しだけ洗剤をつけて様子を見ます。
特に色が変わらないようなら使っても問題のない洗剤だといえます。ただし、安全な洗剤でも強くこすってしまうと色落ちすることがあるので注意しましょう。
汚れが残る
不溶性の汚れは普通に洗ってもなかなか落ちません。インクやホコリの一部やヤニなどが不溶性の汚れに当てはまります。
これらの汚れは手洗いだと完全には取り除けないでしょう。焦って丁寧に洗いすぎると、色落ちの原因になります。
また、カシミアの繊維を傷めることにもなるので家庭で洗濯するのは一度諦めましょう。プロの業者に任せてしまうのが得策です。
しわ
洗濯のときにできてしまったマフラーのしわはほとんどが一時的なものです。日干しをしたりスチームアイロンをかけたりすれば元通りになります。ただ、繊維そのものが傷んでいる場合だとすぐには直りません。しわがついたまま、何の対処もせずに干されてしまったマフラーも直すのは厄介です。
カシミアのしわを見つけたらすぐに蒸気を吹き付けたり伸ばして干したりしましょう。
まとめ
カシミアのマフラーの洗濯は自宅でもできますが、やや難しいといえます。忙しい中、丁寧に洗う時間がない人や、不安な方はプロのクリーニング業者に任せてみるのも一つの方法です。
「アルテフェロ株式会社」は高級素材を専門的に取り扱っています。長年の経験とテクニックでカシミアのマフラーもきれいに仕上げますので、お悩みの方はアルテフェロにご相談ください