財布は素手で触るものなので、使っているうちにどんどん汚れてしまいます。
黒以外のカラーだと、とくに汚れが目立ってしまうので、気になったらクリーニングに出すのが正解です。
ブランド財布や革財布はもちろん、お気に入りの財布はクリーニングで綺麗な状態を保つことが気持ち良く使うコツです。
目次
財布のクリーニングをプロに任せるべき理由
財布のクリーニング料金は、安くても3,000円、革財布やブランド財布になると6,000円から8,000円ほどが相場となっています。
財布のクリーニングをしたことがない方からすると、これだけの費用をかける意味が分からないかもしれません。
しかし、財布のクリーニングをプロに任せるのには理由があります。
・ひどい汚れや濃いシミも綺麗に落とせる
・ブランドや革の高級感を取り戻せる
・傷や色あせなども塗装で補修できる
つまり、クリーニングをすれば使用感たっぷりの財布でも、シミや汚れが目立つ財布でも、新品のようなの仕上がりで戻ってくるのです。
汚れたりへたったりしたお財布は、風水的に見ても金運が下がるといわれていますし、ステータスを表わす小物でもあるので、クリーニングでしっかり綺麗にしておきましょう。
ブランド財布のクリーニング方法
ブランド財布と一口にいっても、スエードやエナメル、クロコダイル、塩ビ、異素材のコンビなど素材が異なるので、素材に合わせたクリーニング方法を行います。
たとえば、キャンバス地と革のコンビの場合は、キャンバス地は汚れ落としのクリーニングを行い、オゾン洗浄をして除菌や消臭をして、革の部分は汚れを落としてからカラーリングといった具合です。
素材によってクリーニングの工程や日数が違うので、ブランド財布を出す場合は事前にどこまでクリーニングをするか相談してから依頼するのがベストです。
革の財布のクリーニング方法
革というのは、布よりも丈夫で耐久性があるため、汚れや水分が浸透しづらく、汚れも表面に付いている状態です。
しかし、この状態を放っておくと色あせや色落ちをしてしまうため、革財布のクリーニングは染め直しや塗装をするのが前提となります。
まずは汚れを革の色と一緒に落とし、綺麗になったところに色づけをして、周りの色とトーンを合わせて仕上げます。
ブランド財布や革財布を自分でケアする方法
財布は、クリーニングをすればきれいな状態になって戻ってきます。
しかし、傷みがあまりにひどいと、いくらクリーニングでも修復の限界がありますし、落としきれない汚れもあります。
そもそも、財布のクリーニング代金は安いものではないので、頻繁に出すわけにもききません。
財布のケアは自分でもできるので、1日の終わりに丁寧にメンテナンスをして、綺麗な状態を長持ちさせましょう。
汚れを落とす
革財布でも布財布でも、ケアの基本は汚れを落とすことです。
柔らかいブラシで軽くブラッシングをして、表面の埃を落としましょう。
このとき、横の折りたたみの部分やステッチの部分など、細かいところまでブラッシングをすることで埃が溜まるのを防ぐことができます。
革財布の場合は、さらに柔らかい布で優しく拭くと、ブラッシングでは落とせない手垢などの汚れもきちんと落とせます。
オイルを丁寧に塗る
革財布はオイルを塗ることで綺麗な状態を長持ちさせられるので、革製品用のオイルや馬油を塗り込みましょう。
柔らかい布に少量のオイルを取り、薄く広げるように塗ってください。
このとき、手でべたべた触ってしまうと手垢が付いてしまうため、出来るだけ指が財布に触れないように、丁寧に塗るのがポイントです。
初めてオイルを使う場合は、変色などの危険性があるので、裏側の目立たない部分を拭いてみて問題がないか確認してください。
内側の汚れを拭き取る
財布でもっとも汚れやすいのは、硬貨や札、カードなどが入っている内側部分です。
外側の場合、普通の汚れであれば簡単に落とせますが、内側は1度汚れが目立つようになると簡単には落とせません。
ですので、内側もきちんとお手入れをしましょう。
お金やカード、レシートなどをすべて取り出したら、逆さまにして埃やゴミを出します。
埃を出し切ったら、少量の中性洗剤を水で薄め、布を入れて水を絞り、内側についている汚れを綺麗に拭き取りましょう。
お金やカードなどを詰め込み過ぎないこと
財布の中身がパンパンだと型崩れしてしまいますし、膨れ上がった部分は汚れが付きやすくなるので、財布の中身を整理するのも大切なケアです。
カード類はきちんと整理して必要な分だけにし、硬貨も少量にして余分なコインはコインケースに移してください。
レシートも入れっぱなしにするとインク汚れがつく原因になるので、不要なものは捨てて、必要なものは財布以外のところに保管しましょう。
財布をクリーニングする前のチェック項目
どんなにきちんとお手入れをしていても、毎日使うお財布は手垢や埃などで汚れが蓄積してしまいます。
毎日見ていると分かりづらいですが、色がくすんだり革が傷んだり、変色などが起こってきたらすぐにクリーニングに出さなくてはいけません。
クリーニングに出す前にはいくつかの注意点があるので、チェックしておきましょう。
・中身はすべて出して空になっているか
・ストラップやホルダーを外しているか
・自分で付けた傷やほつれがないか
中身が入っていたりアクセサリーが付いていたりすると、クリーニングの作業をするときに余計な手間がかかります。
特に、アクセサリーは外れるか外れないかが、クリーニング店側では分からないこともあります。
そのままクリーニングをした場合、壊れたり無くなったりするので要注意です。
また、傷やほつれに関しては事前に把握しておかないと、後々トラブルになることがあるため、きちんと確認をしておきましょう。
大事な財布は高級クリーニング店で新品の美しさを取り戻しましょう
財布のクリーニング内容はクリーニング店によって異なりますし、クリーニングの技術も違うので、どこに出しても新品のような仕上がりになるわけではありません。
革やブランドの財布はクリーニングに失敗してしまうと、リペア費用などが高くついてしまいます。
料金の安さで選ぶのではなく、多少費用はかかっても安心して任せられる高級クリーニング店に出して、新品の美しさを取り戻しましょう。