秋冬の防寒アイテムとして欠かせないのがマフラーです。
ファッションのアクセントとして身に着ける方も多いのではないでしょうか。
しかし、マフラーのお手入れについて、自宅で洗濯するかクリーニングに出すべきか迷うことはありませんか?
今回は、マフラーのお手入れやクリーニングについて解説します。
目次
マフラーはクリーニングに出さなくてもケアできる?
衣替えの時期になるとマフラーの汚れも気になりますよね。
マフラーは自宅で洗濯することも可能ですが、クリーニングに出すのが望ましいです。
マフラーにはさまざまな汚れが付着しています。冬とはいえ直接肌に触れるものですから、汗や皮脂が付きますし、女性の場合はファンデーションや口紅、男性の場合はヘアケア剤などの汚れも気になります。その他、埃や花粉、雑菌などが付着しており、きちんと汚れを落とさないと肌荒れやアレルギーの原因になるといったデメリットが生じるでしょう。自宅で洗濯していても、繊維の奥の汚れまでは落としきれていないことがあります。
長持ちさせるためにも、大切なマフラーはクリーニングに出すことをお奨めします。
マフラーの家庭洗濯について
マフラーはクリーニングに出すのがベストですが、自宅で洗いたい場合もあると思います。
マフラーの素材によっては、自宅で洗濯することができます。
化学繊維のアクリル素材のマフラーであれば、ほとんどが洗濯機や手洗いで洗うことが可能です。
洗濯表示を確認し、家庭洗いが可能なマーク(洗濯機マークや手洗いマーク)が付いていれば問題ないでしょう。
ただし、風合いを保ちたいものは自宅での洗濯はお奨めできません。洗濯機で洗う場合、必ずネットに入れ、中性のおしゃれ着用洗剤を使用してください。
「ドライコース」や「おしゃれ着洗いモード」などでやさしく洗うことが大切です。
カシミヤやウールのマフラーを手洗いする方法は?
マフラーの中でも、カシミヤやウールなどの天然素材はとてもデリケートです。これらの素材は手洗いするか、クリーニングに出すようにしましょう。
洗濯表示で「水洗い不可」のものはドライクリーニングが必要なので注意が必要です。
手洗いする場合、カシミヤは30℃以下の水、ウールはぬるま湯を使用してください。
洗い桶におしゃれ着用洗剤を入れ、畳んで15~30分浸け置きしたのち押し洗いします。
丁寧にすすぎを行い、タオルドライで脱水しましょう。乾燥機にかける場合は30秒を目安に短時間で済ませましょう。
シルクやレーヨン、キュプラなどはより繊細ですので自宅での水洗いは避けてください。
クリーニングに出すべきマフラーは?
マフラーをクリーニングに出さずに自宅で洗濯すると、素材によっては傷んでしまう恐れがあります。
カシミヤは毛の繊維が細いため擦り切れることがありますし、水ジミができることもあります。ウールはカシミヤに比べると水には強いですが、縮んだりふんわりした肌触りが失われたりする可能性があります。
マフラーをクリーニングに出すべき頻度は?
マフラーをクリーニングに出す頻度はワンシーズンに1回程度で十分です。シーズンオフのタイミングでコートやセーターなどと一緒に出せば手間も省けるでしょう。
シーズン中でも食べこぼしや飲みこぼしが付着した場合や、汚れが目立つときはクリーニングに出すようにしましょう。
マフラーのクリーニングは、お店によって金額が異なり、素材によっても変わることがあります。
高級な素材ほど丁寧に扱う必要があるため、カシミヤやシルクに関しては通常のクリーニング料金より高くなると考えておきましょう。
クリーニング店によっては、高級素材の割合で料金を決めているところもあります。
マフラーは一般的に「長辺150㎝、短辺40㎝以下」と定義されています。そのため、それ以上の大きさになるとストールやショールの料金が適用され、200~300円程度高くなることがあります。
マフラーのクリーニング後の正しい保管方法とは?
マフラーを次のシーズンまでキレイな状態で保管しておくため、クリーニング後の正しい保管方法をチェックしましょう。
マフラーのクリーニング後は袋を外す
クリーニングから仕上がったマフラーは、ほかの衣類同様ビニール袋で包装されています。
この袋は保管用の袋ではなく、あくまでもお店から自宅までの運搬中に傷や埃が付かないようにするためのものです。
クリーニング後のマフラーを袋に入れたまま収納してしまうと、湿気が溜まってカビや変色、型崩れの原因になってしまいます。
マフラーに限らず、衣類の保管は高温多湿な環境に適していないため、クリーニング後の袋は外すようにしてください。
マフラーはタオルに巻いて保管する
クリーニング後、マフラーを風通しの良いところに陰干ししてからクローゼットに収納しましょう。
畳んでおくとスペースを取らない反面、シワになりやすいのが難点です。
丸めたタオルにマフラーを巻き付けて保管しておくと、次のシーズンにキレイな状態で使用することができます。
定期的にブラシでブラッシングすることもマフラーを長く使うのに有効です。
外出時に付着した埃を落とせますし、繊維を整えることで毛玉を防ぐのにも役立ちます。
どうしてもマフラーの保管場所に困ったら、クリーニング店の衣類保管サービスの利用を検討しましょう。
温度や湿度が適切な場所でマフラーを保管しておいてもらえるため、湿気によるダメージを心配する必要がなくなります。
クリーニング店によっては保管サービスだけでも受け付けているところがあるため、マフラーと冬物の衣類をまとめて保管してもらうと便利です。