革ジャンを何度も着用していると、ニオイやシミ、ほつれ、色ハゲなど気になる部分が目立ってきます。
他の衣類と素材が違うため、どのようなクリーニングが正しいのか迷われている人が多いでしょう。
そこで今回は、革ジャンのクリーニングについて紹介します。
目次
革ジャンのクリーニングは自宅でできる?
革ジャンは洗濯表示マークに水洗い可能と書かれているなら、家庭でも洗えます。
しかし、合皮の素材であっても、家庭洗いが難しいものが大半です。
正しい知識がないのに、無理に洗うと「洗濯洗剤のシミができる」「縮む」「生地が固くなってしまう」といったトラブルになる可能性があるので、気を付けましょう。
本革の革ジャンは動物の皮膚だったため、油分や水分を定期的に補給してお手入れしなくてはなりません。
自宅のクリーニングで革ジャンがボロボロになってしまうのは、油分や水分を落としすぎたことが原因です。
油分は塗りすぎてしまうとカビやシミを発生させてしまうため、自宅でお手入れをする際は気を付けましょう。
その他にも革ジャンは、次のようなトラブルが多いです。
・食べこぼし(飲みこぼし)によるシミ
・襟元の皮脂汚れ(黄ばみ)
・脇汗によるシミ
・カバンの染料が革ジャンに付着
・ハンガーなどに吊るした跡(型崩れ)
こういったトラブルは早めにクリーニングに出すことで改善できます。
革ジャンはクリーニング専門店がおすすめ!
革ジャンをクリーニングするなら、素材の特性や技術を得ている専門店がおすすめです。
専門店は一般的なクリーニング店と違い、1着ずつ汚れや劣化の状態に合わせて洗い方を変えています。
ブランドものやビンテージの革ジャンなど、長く着用し続けたいなら丁寧な対応をしてくれるクリーニング専門店を選びましょう。
高級品のクリーニングに対応しているお店ならではのサービス
革ジャンに限らず、クリーニングの難しい衣類を専門に取り扱っているクリーニング店は、「洗い」以外のサービスが充実しています。
クリーニングに出す前にチェックして欲しいポイントが、オプション加工です。
・特殊シミ抜き
・染色補修
・色移り
・ファスナー取替
通常のクリーニング店では対応していないオプションサービスがあると、技術力に優れたスタッフが在籍している可能性が高いです。
ほとんどのクリーニング店でシミ抜きサービスはありますが、「特殊シミ抜き」に対応しているところはあまり見かけません。
革ジャンのクリーニング料金は?
革ジャンは通常の衣類と違ってクリーニングが難しいため、料金は平均1万円と高めです。
生地や装飾品、衣類の種類(革コートなど)によって料金は異なるため、事前に見積もりして確認すると安心です。
汚れた革ジャンはクリーニングに出してもあまりキレイにならないと思われがちですが、生地の特徴を知り尽くしたスタッフが対応してくれるため、自然な風合いで戻ってくる可能性が高いです。
日焼けによる変色や黒ずみ汚れなどで悩んだ時は、一度見積もり依頼してみましょう。
革ジャンをクリーニングに出す頻度は?
革ジャンはクリーニング方法によって劣化してしまうため、風合いを出すために依頼する頻度は3~5年に1回のペースで大丈夫です。
もちろん、着用回数や汚れの状態によって異なるため、気になる時はクリーニング頻度に関係なくクリーニングに出しましょう。
革ジャンは日光や熱、水に弱い性質があるため、雨や雪で濡れた時は乾いた布で水気をすぐに取るとシミになりません。
また、直射日光が当たらず風通しの良い部屋に置くことで、劣化を防ぐことにつながります。
革ジャンにカビが発生!クリーニングで落とせる?
革ジャンは湿気の高い場所で保管すると、カビが発生してしまうこともあります。
カビが生えると革ジャンはシミやニオイが目立つため、そのまま着用することは難しいでしょう。
まずは、革ジャンにカビが発生しないよう、しっかり乾燥させた状態で保管することが大切です。
カビの生えた革ジャンのクリーニングは、お店によって落とせない可能性があります。
カビが生えた革ジャンをクリーニングする際は、事前にお店へ伝えて相談しましょう。
高級なアイテムのクリーニングに強いお店であれば、対応可能な可能性が高いので、そういったお店に相談すると良いでしょう。
まとめ|革ジャンはプロのクリーニングが安心
革ジャンは家庭で洗うことが難しいアイテムです。
合皮などの素材であれば、家庭で洗えるものもありますが、クリーニング方法によって固くなったり洗剤のシミが目立ったりするため、細心の注意が必要です。
お気に入りの革ジャンを長く愛用するためには、革ジャンのクリーニングに対応しているクリーニング店に出した方が満足した仕上がりになるでしょう。
お店によってオプションや洗い方が異なるため、事前に見積もり相談して納得できるクリーニング店を選ぶと失敗しません。